ガーナ孤児院支援

ガーナ孤児院支援

ガーナ孤児院支援と水事業

創業者(山下)は現役時代、ガーナ/クマシ市在住のある方と2015年よりSNSを通じて知り合い、主として生活費支援を行ってきましたが、2016年より現地で小規模孤児院(現在5名)の建築、運営支援を開始しました。

 

 

当初、ガーナの支援活動は、わたくし個人の寄付のみによる活動でしたが、個人で孤児院の運営支援を継続するには費用的に限界があります。ガーナでは水道インフラが十分でなく、飲料水はピュア・ウオーターと呼ばれる袋詰めのミネラルウォーターが主流です。

 

そこで、孤児院の経済自立を目指し て、井戸水の給水設備を利用したミネラルウォーター製造販売事業の支援を2018年より始めました
2019年3月に現地を訪問し、建物や設備、収容している孤児の状況などを確認しました。

 


最初、孤児院の敷地内で飲料水の水質を満たす井戸を掘削しました。幸運にも約70mほど掘削して井戸を掘りあてることができました。

 


当初は、自家用の給水設備のみでしたが、後に事業用井戸も掘削しました。

 


ガーナでは、飲料水はボトルではなくサシェと呼ばれるビニール袋に入ったミネラルウォーターが飲料水として普及しています。
写真は飲料水をサシェに自動的に充填する器械です。

 


一つのサシェに500mlの飲料水が入っています。

 


30個のサシェを袋詰めしていきます。家族総出で早朝4時ぐらいから作業をしています。

 


このようなサシェが30個入ったバッグで約40円と非常に安いため、いくら作っても利益が少ない問題があります。

 


トラックで周辺の住民に届けますが、水が重いのと道路が悪いため、トラックには非常に過酷な走行条件です。
写真は三菱製の古い中古トラックですが、故障も少なく良く働いてくれます。

 

水事業は順調で顧客も増加し、さらに周辺のキリスト教会や貧困で困っている人たちへピュア・ウオーターの無料配布などをしております。
しかし、ピュア・ウオーターは非常に安いため、これだけの販売では経済自立は困難です

 


孤児たちは現在5人、もっと増やしたいという希望はありますが、運用資金が足りません。

 

過去の支援資金についてはクラウドファンディングを活用しました。
マクアケのガーナ孤児院支援プロジェクト

 

今後、開発中の太陽熱造水器を活用して、孤児院の経済自立に役立てたいと考えています。